パリのピカソの家に記念碑
81年10月25日は、スペインの生んだ画家パブロ・ピカソの生誕100周年でした。
ピカソが91歳の生涯の4分の3を過ごしたフランスでは、その秋、その後も各地で展覧会が催され、画集が発行されるなど、各種の記念行事がおこなわれています。
ユネスコ(国連教育科学文化機構)が、パリで「近代絵画に与えたピカソの影響」をテーマにしたセミナーを開催する、パリのピカソの家に記念碑が建てられるという具合です。
9月には、40年以上もニューヨークに"亡命"していた世紀の名画「ゲルニカ」がマドリードへ帰ってきました。
その帰国を歓迎する公開には長い行列ができ、カルロス国王もイバルリ共産党議長も鑑賞するなど、話題をいっそうにぎやかにしています。
パリを流れるセーヌ川の左岸、ノートルダム寺院から5分ほどのところ、サン・オーグスタン通り7番地。
塀にはめこまれた新しい碑が目立ちます。
「パブロ・ピカソ、1936年から55年まで、ここに住む。
1937年の『ゲルニカ』は、ここのアトリエで描かれた。
ここはまた、以前にバルザックが住み、『知られざる傑作』を書いた家でもある」。
碑に刻まれた文章です。
3階建てのこの家の屋根には大きな明かりとりのガラスがはめこまれ、ピカソが絵筆をふるった当時をしのぶことができます。
次つぎに訪れる見学者が、立ち止まっては碑文を読んでいました。
