お酒の種類 4
(10)甘ロ酒、辛ロ酒
清酒の味の表現には、甘口、辛口という言葉が良く使われます。
清酒の甘、辛は人それぞれの好みによるところが多く、必ずしも皆の感覚が一致するとはかぎりません。
しかし、なんらかの目安は必要で、メーカーでは比重をその尺度としています。
これを日本酒度といいます。
現在市販されている清酒の日本酒度は平均2.0~3.0程度です。
これよりマイナス(-)の値が大きくなるほど比重は重くなり、エキス分が多く含まれていることを示します。
酒のエキス分が多いということは、糖分がそれだけ多いということであり、それだけ甘いということになります。
また甘辛は、酸味と比重(日本醸)の組み合わせによって決まります。
一般に、エキス分(糖分)が多ければそれだけ甘いといえますが、エキス分が同じであっても、酸が少なければ甘く感じ、酸が多い場合は辛くて濃いと感じるようになります。
ここ数年の推移を成分からみますと、日本酒度はだんだんプラス(+)の方へ、また酸度は減少の傾向にあり、やや辛口であっさりしたソフト化へ指向しているのがうかがえます。