占いの種類
東大寺の長官や年のあたる僧のほか、天皇も推断はされませんでしたが最高責任者として、病事を慎む物忌を行なったとみられます。
陰陽道で行なわれた六壬課式は、陰陽道の教科書とされた占書など六朝期から唐代のものが参考にされました。
しかし、それらと大分異なるところもあり、そのため、虫国の古占書を要約した陰陽道の大家安倍晴明撰『占事略決』の伝えるものとも相違するところがあります。
陰陽道独特の六壬課式は、陰陽道の成立に重要な役割を果たした九世紀中ごろの陰陽家滋岳川人の段階に整備されたとみてよいようです。
陰陽道では、六壬課式を立てながら、それを総合的に判断するのではありません。
占事ごとに特定の性格を重視する方法も行なわれました。
たとえば、失物占で、文書の紛失は文書の所主の功曹が、薬種を告げる夢が信用できるか否かの夢占で・・・
医師の本主の也呈屯が重視される類いで、『占事略決』の占病死生法以下には、この種の占い方が記されます。